私立入試は前半戦が終了。いよいよ国公立入試へ

※写真は、高3生の難関英語読解の解説


・津東3年A君、立命館大学理工学部&名城大学理工学部合格!

・松阪3年K君、中京大学経済学部&大同大学工学部合格!  
・津西3年R君、愛知大学経営学部合格!
・松阪3年Rさん、皇學館大學文学部合格!
・松阪3年T君、 鈴鹿医療科学大学保健衛生学部合格!
合格おめでとう!!!
  
受験生は私立入試の前半戦が終了し、いよいよ来週の前期国公立入試に向けて各自猛チャージをかけています。
 
「英語」
中堅国公立対策は、志望校の過去問での和訳問題と英訳問題の添削。
最初は「SとVの間に『副詞(前置詞+名詞など)』が入った文」や「『関係代名詞+be動詞』が省略された文」などに惑わされて不正確な和訳をしていた生徒も、「誤訳→勿体ないミス程度→勿体ないミスもしない」という成長を、それこそ1日単位のものすごい勢いで毎日遂げています。
「昨年のうちに基礎(インプット)をマスターできているため今はアウトプット演習のことを考えるだけでよい」という状況がこの「急成長のための下地」として非常に大事なポイントですが、今年の受験生も例年と同様に解答力(←「凡ミスをなくす注意力」を含む)をメキメキと上達させています。
難関国公立対策は、引き続き「難関大の英文(1日2題ペース)」の和訳添削(←冒頭の写真)と、さらに英作文添削も追加して、ハイレベル構文の復習サポートを行っています。
 
「数学」
英語と同様、志望校の過去問の添削。
(過去問が終わった生徒は、同程度の全国模試の添削)
こちらも最初こそ「数学的帰納法」や「定積分で表された関数」、「最高位の数」といった「やや難しいが、解き方自体はほぼ決まった形に従うだけの問題」がまだ定着しておらず得点できていなかったところから、「Σの中の式を()でくくらない」、「確率問題で4パターンの場合分けをしてそれらを最後に足すときに『各パターンがそれぞれ排反であること』を書かずに足してしまう」といったイージーミスくらいにまでミスが減ってきました。
(1点を争う勝負なので現在はここを口酸っぱく言っている局面です)
 
「小論文」
少し変わった形の小論文を出す大学への対策をしており、「仏像の知識や環境考古学の知識を求められることもありつつ、文章や図等から予想できることなどを書く」というスタイルで、得点できる力を鍛えています。
塾生も最初は「紙面のほとんどが、文章に書かれてあることをそのまま書いただけのもの」というところからのスタートでしたが、まずは
 
(1)問題文に既に書かれてある情報
(2)そこから読み取れる予想・推理
(3)そのように予想・推理した根拠(←既に知っている知識や、発想力を使う)
 
の3つをできるだけ全部盛り込むように指導し、最初の「(1)が大部分で(2)が少し」といった答案から、徐々に「(2)の分量が増えてきて、(3)も少しだけ書けるように」→「(3)の部分も少しずつ増え、全体的にバランス良く」といった答案へと成長していっています。
また、上記3つのバランスは意識するようになってきたものの、「述語の書き方が曖昧なため、各文章が上記3つのうちのどれを述べているのかが判別しづらい」といった問題が出てきたので、「である・となっている・と本文では書かれている」、「だと考えられる・だと推測することができる」、「だからである・だと考えられるからである」といった述語を上記3つのそれぞれで明確に使い分けるように指示。
さらに、「文章全体の流れがチグハグになる」といった問題に対しては、まず「どういう流れで文章を作成しているのか」をヒアリング。
「書きたいキーワードを箇条書きで洗い出した後、頭の中で大体の流れがイメージできたらその勢いで頭から一気に文章を書く」ということだったので、
 
(1)書きたいキーワードを箇条書きで洗い出す(←既にできている部分)。
(2)箇条書きっぽくで構わないので、それらキーワードを「設問に合うように意識して」書きたい順に並べる(←これまでしてこなかった部分)。
(3)その流れに沿って、述語に気をつけながら文章を書いていく。
 
の流れで書くように指導。
「新たな作業が増える」&「自分のやり方を否定されたように聞こえる」指導のため通常なら塾生もスッと適応するのが難しい指導部分かと思いますが、さすがこの時期の受験生は「意地でも成長してやる!」と言わんばかりの勢いで吸収力・適応力がケタ違いに上がっており、同じ内容のことでもすぐに文章を急激にブラッシュアップさせてくるので、本番直前の最後の一日までまだまだ大成長の余地があると信じて、引き続きハイレベルサポートを続けていきます。
 
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高2生、高1生は学校ごとに少しずつ学年末考査期間に入ってきており、これまでと同様に各自が自身の目標達成に向けて粛々と準備を進めています。
 
高2生は特に文系は数学などの主要科目が高校の範囲をすでに終了しているため復習とはいえある意味テスト範囲が広くて大変な時期ですが、各塾生の要望に応じて「三角関数」や「ベクトル」、「図形と方程式」、「整数の性質」などを単元ごとにバーッと全体を解説(←後は自力でテキストを読んで自力でアウトプット練習ができるように、重要なポイントに絞った解説)したりしています。
 
高1生たちも、「上記の全体解説をうまく活用する生徒」、「受験レベルの英単語ミニテストを取り入れる生徒」、「通常は高3から始める予定の受験レベルのテキストを、数学だけ始めてみる生徒」など、各自で主体的な学習スタイルを徐々に身につけてきており、柔軟な塾のシステムを「自身にとってベストな形」になるように工夫してうまく活用し始めています。
   
引き続きこまめなヒアリングとアドバイスを通して、一人一人が「自分に合った学力の上げ方」を追究していける環境をつくっていきます。