(教師)「世界中で活躍されている方々へのインタビュー」高木真一さん編(フィンランド)

 

 

 

オールラウンド渡辺です。 

 

      

「世界中で活躍されている方々へのインタビュー」 の第四弾です。

 

      

今回は、「教師」

 

      

学生たちに役立つコンテンツとなるよう、今後も少しずつ進めていきます。

 

  

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今回インタビューを受けていただいたのは、フィンランド在住の高木 真一さん。 

     

 

【高木 真一さんの経歴】

 

4年制大学(英語科の学部)在学中に、教職課程を通じて教員免許を取得。

大学卒業後、アメリカへ資格留学をしTEFL取得。

  (※TEFLとは、Teaching English as a Foreign Languageの略称で、英語を母国語としない人に外国語として英語を教える英語教授法のこと)  

帰国後、教員採用試験に合格し、2013年より愛知県の公立高校で英語科の教員として勤務。

その後、一年のオーストラリア滞在を経て、現在はフィンランドにて永住権を取得すべく現地大学生としてITを勉強中。

(2020年9月時点)

 

     

  教師に興味のある学生だけでなく、まだ就職経験や海外生活経験のない方々にとっても、非常に貴重な情報がこのインタビュー動画からたくさん得られることと思います。

 

 

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 今年度の夏・秋に推薦入試(面接)を受けたオールラウンドの受験生は3名いましたが、今年もオールラウンドの特訓を経て、見事全員が面接試験に合格しました!(^o^)Congratulations!

 

 

オールラウンドでは毎年「夏・秋の推薦入試組」は1名程度だったので、「今年はいつもより多いな」と思いましたが、全国的に見ても「推薦・AO入試」の割合は年々増加傾向にあるようです。

 

(とくに今年度は、初の共通テスト(新形式)やコロナの影響もあり、推薦入試を利用する受験生が全国的に多くなるかも知れません)

 

     

さてではこの「推薦型選抜」、いったいナゼ拡大傾向にあるのでしょうか?

 

      

その背景の一つには、「成熟社会におけるアクティブラーニング(脱・指示待ち人間)の重要性」が挙げられています。

 

      

たとえば、かつての高度経済成長期の日本のように経済が成長段階にある社会では、成長につながる「正解」がある程度ハッキリと見えているので、同じ指示で同じように動いてくれる人材さえいれば安定した成長が得られやすいと考えられていました。

そのため、そのような人間を育てるような

 

       

「決められた正解」へのたどり着き方

 

    

を訓練する教育が重要視されてきました。

 

   

それに対して、現在の成熟社会では、もはや成長につながる「正解」がなくなっています。

(or 「正解」が非常に見えづらくなっている)

そのため、そのような社会ではこれまでのような「唯一解のたどり着き方を訓練する教育」ではなく、

 

    

思考力・想像力・判断力といった、『正解のない問題に向かって、能動的・主体的に答えを創造する能力』を鍛える教育

 

      

が求められるようになり、これが唯一解のない面接などのような「推薦型選抜」の拡大につながっている、ということです。

 

    

さて、このようにマクロでは教育方法が新しい方向へと転換しはじめているわけですが、実際の教育現場の現状はというと(オールラウンド界隈のミクロ視点ですが)、残念ながら、僕が以前に過ごしたオーストラリアやニュージーランドと比べると「周りを気にしたり周りに合わせたりしてしまう外圧」が日本では強いということも影響し、

 

    

『自分はこう思う!こうしたい!』

 

 

という姿勢を訓練しようにも、教師・学生ともに日本ではなかなか大変だろうなぁという感じのままです。

 


が、少なくとも教育者サイドは、旧来の教育のみに終始するのではなく学生の能動的・主体的な思考能力を伸ばす教育を取り入れる工夫を続けていく必要がある、と僕はそう思います。

 

      

今回のインタビュー動画では、高木さんから「教師」の仕事をメインにいろいろお聞きしましたが、彼からの回答の中にも

 

  

「能動的・主体的に行動することの大切さ」

 


について語られているシーンがあります。

 

 

 

しかし、そのシーンだけでなくインタビュー全体を通して、彼の考え方や発言の一つ一つから「能動的・主体的に考えて行動するとはどういうことなのか」が伝わってくるのではないかと思います。

 

 

学生たちにはぜひここの点も、この動画から得られる価値の一つとして着目していただければ幸いです。

 

      

これからますます必要とされる『自分の頭で考える力』を鍛えていけるような工夫を、オールラウンドでは今後も続けていきます。

 

 

今回の高木さんへのインタビュー動画には、名古屋の英語塾「ワイズ」の経営者、古橋祐也氏にもご参加いただいています。

 

 

 

 


【インタビュー動画(5本)】

動画1/5

高木さんの経歴0:06~

※3分程度

 

『教師になるためのルート。(大学に入らないといけないのか。それとも、試験に合格すればいいだけとかなら、高卒や中卒でも教師になれるのか)』2:53~

※1分半程度

 

『小学校や高校の教師は、それぞれ別資格?(それとも、高校教師の資格があれば中学教師にもなれるとか?)』4:19~

※2分程度

 

『働きたい場所を選んだり、いざ働いた職場の環境が良くなかった場合に働く地域を変更したりは可能?』6:33~

※4分程度

 

 

 

動画2/5

日本での教師の需要。(日本で『教師』は、なりやすい職業?)』0:06~

※1分半程度

 

『「教師に必要な資質」や、「教師経験を経て学んだこと」、「教師を目指す学生にもってほしい心構え」など』1:33~

※5分半程度

 

 

動画3/5

教師経験によって得られたスキル。(別の仕事やプライベートで役立ったこと、など)』0:06~

※2分程度

 

『高木さんの経歴や知識等で、教師を目指す学生たちに提供できるものはあるか?』1:58~

※4分程度

 

『教師は、「勉強を教える」だけでなく、「クラブを自由に選んで指導を楽しめる」「行事も楽しめる」というイメージがあるが、実際のところはどうなのか?』6:09~

※4分半程度

 

 

動画4/5

給料はどんな感じか。(地域・役職・年数などによってかなりバラつきがあるのか、わりとキッチリ分かりやすく決まっているのか、など)』0:05~

※3分程度

 

『各試験や実習は、実際どんな感じ?』2:58~

※4分程度

 

 

動画5/5

高木さんの海外での経歴。(今やっていることや、今後の海外での将来設計など)』0:08~

※3分半程度

 

『日本vs海外。暮らしの違い(高木さんの場合)』3:31~

※1分半程度

 

『その他、高木さんから日本の高校生たちに伝えたいこと』5:07~

※1分程度