勉強のやり方・姿勢

先日、京都の上賀茂神社へ行き、桜を見てきました。

賀茂族の祖先であり神武天皇を先導したという八咫烏( やたがらす)の人形みくじがあったので、平成最後のおみくじもしてきました。

大吉!

※右は昨年行った春日大社の白鹿みくじ。

 

------

 

オールラウンド渡辺です。

 

3つ前のブログに続き、勉強姿勢のアドバイス等について。

 

 

 

3つ前(3月5日分)のブログで、『点数が効率よく伸びる(伸びない)方法』について書きました。

 

 

 

先日、似たような記事がネットにあがっていたので、下記にて一部抜粋します。

 

 

 

----------

 

 

 

「1日10時間勉強してもダメな子」の本質的理由

4/4(木) 5:40配信

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190404-00274596-toyo-bus_all

 

 

> 「勉強のやり方」と聞いて、ぱっと答えられる人はなかなかいないのではないでしょうか。何事もやり方というものがありますが、勉強については教わっていないのに、とにかくやって結果を出せと言われても、できないのが当然です。それで怒られるのだとしたら気の毒でもあります。

 

 

 

> 中間試験、期末試験で、「こうすれば点が取れる」という試験勉強の方法を教わったでしょうか?  「試験範囲は教えるけど、やり方は自分で考えてね」と、丸投げされていたのではないでしょうか。

 

 

 定期試験において「勉強のやり方が間違っている」ということを、もっと別の言葉で表現すれば、次のようになります。

 

 「勉強しても、覚えられていない」

 

 定期試験は暗記によって取れる点数も多いことを考えると、つまり「(覚えるべきことを)覚えられていないから、点が取れない」のです。

 

 

 

> よくある間違った勉強法、やっている割に効果がない勉強法にはどんなものがあるのか。次にいくつか挙げてみましたので、ご覧ください。

 

1. テストに出ない問題集をやっている → 試験に出る問題集(学校で使用)を勉強しなければ点につながるわけがないのに、意外とこのパターンは多い

 

2. 問題集を1回しかやっていない → 問題集の1回転目は「できる問題とできない問題の仕分け作業」なので、1回やっただけでは記憶はされていない

 

3. 新出単語(英語)や新出漢字(国語)を覚えることから試験勉強を始める → 脳は新しい情報を受け入れにくく、音読や問題集を行った後の入力であれば何度も見ているため、試験勉強の最終段階で行うと記憶しやすい

 

4. 問題集をたくさんやろうとする → 1冊を繰り返すほうが本当は効果的(定着させ記憶させるには、同じことを繰り返すほうが効果的)

 

5. いきなり覚えようとする → 覚える前に必要な手順がある(例えば、歴史で用語や年号を覚えようとする前に、「教科書の読み込み → ノートまとめ」という「全体像把握 → 構造化」という段階が必要など)

 

 

> さらに驚くべきこともあります。それは、次の3つの「つもり」をやってしまっているということです。いずれも完全に間違いとはいえませんが、非常に非効率です。

 

1. 見て覚えたつもり

2. 読んで覚えたつもり

3. 書いて覚えたつもり

 *上記いずれも一部の天才を除く

 

 これらを覚えるための手段だと思っている人は、非常に苦労することが多いです。なかなか覚えられず、さらにかけた時間の割にリターン(=テストの点という結果)が少ないからです。

 

 まさに小浜さんのお子さんは、「書くこと」を大量にやっているわけですが、覚える手段として主に「書く」を選択すると、おそらく1つの定期テストにかける試験勉強期間は1カ月は必要になるでしょう。そんな膨大な時間を使うことはもちろん普通はやりません。

 

実際、これまで筆者が指導してきた数千人の中学生で、実際に高得点を取ってくる子は、ほとんど書いて覚えてはいませんでした。

 

 なぜか書いて覚えるという手段は、まるで正しい“文化”であるかのように浸透しています。書いていると勉強している気になるのかもしれませんが、効果は薄いのです。やるとして、どうしてもできない問題を、最終手段として書いて覚えるということくらいです。

 

 では、「覚える」とはどのようなことをいうのでしょうか。それは次のことです。

 

 覚えるとは「自分で繰り返しテストすること」。

 

> 例えば、問題集を繰り返し解くことや、暗記ペンで用語を塗って赤いシートで見えないようにして答えられるかチェックしたり、単語リストを作って答えられるかテストしていくことなどです。そうして、自分でテストをする過程で、インプットしていくのです。

 

 次のようなことを考えてみるとよくわかります。コンサートでも、コンテストでも、事前にリハーサルをしますね。定期試験でも同じです。本番である定期試験のリハーサルとして、自分で小さなテストを設定して実行するのです。自分でテストをして、できるかできないかを確認する過程で、覚えていくのです。

 

 ここにおいて書く、読む、見るという作業はあくまで補助的な作業であって、中心的な作業ではないのです。

 

 筆者が指導してきた中で高得点を取ってくる子は、繰り返し自分でテストをして覚える傾向がありました。定期試験以外に行われる日常の確認テストなども同様です。

 

 書いて覚えるという「神話」「幻想」を早く捨て去らないと、やったことが成果につながりません。そのうち「やってもできない」と自分を責めたり、「学び」自体が嫌になり、放棄してしまう可能性もあります。

 

(引用終了)

 

 

 

----------

 

 

 

上記の記事を読んで僕が非常に同感したのは、下記2点。

 

 

 

『1点目』

(よくある間違った勉強法、やっている割に効果がない勉強法)

2. 問題集を1回しかやっていない → 問題集の1回転目は「できる問題とできない問題の仕分け作業」なので、1回やっただけでは記憶はされていない

 

 

 

→問題集を「終わらせる」ことだけに尽力しているのでは、成績は必ずしも伸びません。

 

 

 

問題集の解けなかった問題を「解けるように調整する」まで尽力してはじめて、成績が上がります。(そのやり方は、3つ前のブログ参照)

 

 

 

『2点目』

1. 見て覚えたつもり

2. 読んで覚えたつもり

3. 書いて覚えたつもり

 *上記いずれも一部の天才を除く

 これらを覚えるための手段だと思っている人は、非常に苦労することが多いです。なかなか覚えられず、さらにかけた時間の割にリターン(=テストの点という結果)が少ないからです。

 

 

 

→「時間をかけて書いたり読んだりしている」にもかかわらず、アウトプット(←制限時間内に自分の頭だけを使って正解を導き出すこと)ができるようになっていないのであれば、その「時間をかけて書いたり読んだりしている」行為は「アウトプットの練習」になっていません。

 

 

 

もし第一目標が「成績を上げる」ではなく「努力・苦労をする」であれば、「時間をかけて書いたり読んだりする」は目標実現行動の一つでしょう。

 

 

 

もし第一目標が「成績を上げる」であれば、「時間をかけて書いたり読んだりする」自体は目標実現行動ではありません。

 

「成績を上げる」という目標を実現する行動は、「アウトプットの練習(3つ前のブログ参照)」です。

 

 

 

----------

 

 

 

「結果を出すには、その結果に見合った『苦労・苦痛』が必要」

 

 

 

と考える人も少なくないですが、

 

 

 

「結果を出すには、その結果に見合った『行動』が必要」

 

 

 

がより正しいと、僕はそう思っています。

 

 

 

『行動』は、『結果』に必要な条件です。

 

『苦労・苦痛』は、『結果』に必要な条件ではありません。

 

 

 

「『苦労・苦痛』が『結果』に必要な条件でない」ということは、「『苦労・苦痛』を避けつつ『結果』を出すこともできる」ということです。

 

※『苦労・苦痛』からも得られる教訓があるので、『苦労・苦痛』そのものは否定しません。

 

 

 

『結果』を出すのに『苦労・苦痛』が足かせになっているのであれば、外しましょう。

 

 

 

小さい頃からロープで杭につながれて育った象は、自力で杭を引っこ抜くだけの力をもってからも「この杭は引っこ抜くことができない」と思い込み、ジッとしているそうです。

 

 

 

『苦労・苦痛』という、外してもよい足かせを外さない行動の背景には、パッと思いつく限り下記4つの心理のどれかが(or複数が同時に)働いていると考えられます。

 

 

 

1.「外してはいけない(or外せない)」と思い込んでいる。

 

2.「外してはいけない」と思い込んでいる人からの承認を求めている。

 

3.『外す手間』よりも、『結果が得られない状態』の方を好んで選択している。

 

4.「外す行為」が所属集団の中で自分の「集中すべき戦略」ではないため、「外す行為」に興味をもてない(※これについては、また別の機会に述べたいと思っています)

 

 

 

----------

 

 

 

この時代そしてこれからの時代において、「依存から脱却させ自立・独立を促すサポート」をすることは非常に大事なことだと僕は思っています。

 

 

 

経済に置きかえると分かりやすいかと思いますが、国や会社やパートナーに経済依存をしてしまうと、国から年金等の補助金を引き下げられたり、会社やパートナーからパワハラを受けたときに逃げ場がなくなってしまいます。

 

 

 

他者の指示を仰いで生きていた方が楽ですが(失敗の責任をとらなくてよいため)、 「依存から自立・独立へ」というテーマに対しては、キリギリスではなくぜひアリのように頑張る姿勢を塾生がもてるようなサポートをしていきたいです。

そして、杭を引っこ抜いて自由に生きていけるほど大きくなった自分に気づけるようにもサポートしていきたいです。

 

 

 

------- 

 

 

 

自立・独立への土台として、やったことを成果につなげるといった「目標実現力」をもっともっと高めていけるような工夫を、引き続き行っていきます。