努力は実る

オールラウンド渡辺です。

 

今月は先月の中間テストや校内模試、全国模試等で苦手分野に大きな成績の伸びが出た生徒が何人か出て、とても嬉しいです。

 

前回のブログで「苦手な数学で平均点を20点以上も上回った」と書いた1年生のRさんは、結果偏差値が前回の30.6から61.0と、なんと驚異の偏差値30.4アップを果たしました。

 

努力が実り、できなかったことができるようになるというのは、とても素晴らしいことだなと思います。

 

自分に自信がついたり嬉しい気分になったり、それでまた「もっといろんなことができるようになりたい!」と、未知の分野にも恐れず楽しんでチャレンジできるようになる。

 

それを繰り返していくことで自立心(自己実現力。自分がやりたいことを自分で見つけ、自分の人生を自分で展開する力)を育む好循環というのはどんどん生み出されていくのだと思うし、その部分をこそもっとサポートできるようになりたいと、あらためてそう思いました。

 

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浪人生は、

T君は、先週の駿台マーク模試で英語自己ベストを更新。

日本史も前回偏差値72.7を取ったときと同じ点数だったということで、実践力は順調についてきています。

 

現代文の記述も10月末のスランプを抜け出し、今週の難関国公立過去問の感触を見ても全体の大意を意識しながら個別の質問を解けるようになっているので、「読み」はだいぶ力がついてきています。

 

あとは「書き」(理解したことを的確に説明する力)だけになったので(これはこれで「読み」とは別の力であり簡単に上げられるとは限りませんが)、これまで2~3周取り組んできた難関現代文のテキストを使用し「書き」を意識した演習を行う予定です。

 

 

H君は、英語長文の第5問(小説系)でようやく満点が取れ始め、全体的にも7割を取るようになってきました。

 

これまでは後半の長文ばかり重視してきたので前半の小問系でいろいろと知識が抜けて7割となっていますが、小問系は改めて詰め込むだけでよいため鍛え方の順序としては非常に良い流れできていると思います。

 

国語も現古漢ともバランスよく取って7割を取れるようになりましたが、この調子で演習で8割を取れるようになるとだいぶ安心感が出てくるので、特に古漢をさらに強化していきます。

 

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高3生は、

KK君は数学の解答力・理解力がだいぶ安定してきました。

英語や古漢の単語・熟語・文法をさらにつけると英語と国語の点数もさらに上がっていくので、焦らず引き続きコツコツと基礎+αを固めつつセンター過去問演習で実践にも慣らしていく予定です。

 

I君は、記述現代文が「正解となるポイントはだいたい掴めているものの、抽象的な文ではハッキリ言ってよく理解できていないままに解答しているので、間違えるときは思い切り間違えてしまいそうで不安」とのことでした。

 

前回も今日も彼の解答を見た限りではたしかに解答ポイントをよく捉えている方なので現時点でも「解答力」という点では十分に力はありますが、やはり本文の内容を十分に把握できた方がよいに決まっているので、今日も「対比を意識した読み方」や「語句の正確な把握の仕方」あたりを説明しながら神戸大の現代文過去問を使って読み方の解説をしました。

センター対策に完全に切りかえるまでの後少しの間で、少しでも読解力が鍛えられるようにサポートしていきたいと思います。

 

T君は次の試験で数Iをメインに鍛える必要があるため、数Iを優先的に指導。

青チャートで解説を読んでもよく理解できない問題をドンドン解説し、苦手エリアをなくしていく作業を行っています。

 

KW君は、各教科の基礎力づくりを丁寧にこなしており単語も2~3周進めているので、いよいよ英語や古漢もセンター実践演習に対応できるようになってきたと思います。

良いペースで力をつけているので今の調子を崩さないよう丁寧に進めていく予定です。

 

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高2生は、

英語が苦手なH君は「覚えるべき単語量が膨大すぎる」ということが英語へのモチベーションdownの主原因ということで、この1か月ほどはセンター英語第2問Aのような文法問題に特化して演習を重ねてきました。

 

そして先月末の全国模試の結果、単語がよく分からないままでも6問中4問正解することができました!

 

本人に感想を聞くと、「単語が分からないので配点の高い長文を丸々落としたのが悔しかったのと、単語が分からなくてもあれだけ文法問題が解けたので、これでもし単語力があればものすごく点数が上がるんじゃないかと思えた」とのことで、今月頭からは自発的に英単語のテストを必ず1つ以上受けるようになっています。

 

「苦手だったものを得意にできるかも知れない」と自らそう感じ始めている彼を見てとても嬉しく思いました。

何とか順調に今後も英語の成績を伸ばしていけるようサポートしたいと思います。

 

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1年生は、最近は数学がメインで、一昨日の授業では

 

・チェバの定理の逆を利用した証明問題

・sin18°やcos36°の求め方

・暗記に頼らない「各象限のsin,cos,tanの正負の判別」と「sin(90+θ°)やcos(θ-180°)等の変形方法」

 

などを解説しました。

 

 

数学でほぼ全員が「図形の性質」を学んでいますが、各高校の課題が難問にもかかわらず解説を最初からは生徒に配らないため、生徒が毎回とても困惑しています。

(「図形の性質」に限らず数学全般で、難問を解説なしで提出課題にしている)

 

たしかに解説を初めに配ると「覚える気のない生徒が答えを丸写しするため、成績を正当に評価できなくなる」という懸念があるのかも知れません。

 

が、難関大受験生でも頭を抱えるような問題を高1、2生に解説やヒントなく解かせるというやり方をすると、無駄に苦手意識がつきやすくなって良くないように感じます。

 

とにかくオールラウンドとしてできることは、最低限の知識を使って解答をデモンストレートし、塾生が「十分に自分の力で解くことができる!」と思えるようencourageし続けることだと思うので、「難しいことにも楽しんでチャレンジしていく姿勢」を塾生たちが身につけられるような指導をこれからも続けていきたいと思います。