塾生T君、全国偏差値72.7!

オールラウンド渡辺です。

 

昨日は浪人生T君、H君、高3生I君の全国マーク模試の結果が返ってきました。

 

それぞれに順調な伸び方をしていましたが、とくにT君は他の2人より早い段階で過去問などのセンター形式練習を行ってきただけあって、非常に良い結果が出ました。

 

国語が偏差値65.5(昨8月51.5)、英語が偏差値62.6(同58.4)、日本史が偏差値72.7(同53.8)ということで、一年前の合格可能性評価と比較しても例えば関関同立だと昨年D・E判定だったのが今回A・B判定にまで上がりました!

 

浪人してから始めた数学もほぼ全範囲の指導が終わったので、これを定着させてセンター本番までに8~9割取れるようにできれば国公立でもかなり上位校を目指せると思います。

 

ただ、まだまだうっかりミスがあったり、「まだ数学を使うとは限らない」といった後ろ向きな姿勢を見せたりと、良くない方のホメオスタシスが働いているような、どうもまだ自分を過小評価しているかのような力のセーブをしているようにも感じます。

 

「もっとやれたのにナゼあのときやらなかったのか…」といった類の後悔が起こらないように、メンタル面のサポートもしていきたいと思います。

 

-------

 

高3生のK君は、夏休み明けの数学のテストで特進クラスの生徒も含めた200人以上の中27位を取りました!

 

渡している参考書も3周目に入ったということで、夏休みに入るまではなかなか自習の習慣がつかずに心配していましたが日割りスケジュールの効果も相まって、コツコツ勉強を進めていく習慣が身についてきています。

 

苦手だった数学で成果が出てモチベーションも上がったようで、「英語のテスト結果がイマイチだったので、いったん数学から英語重視の勉強をしていきたい」という申し出をいただいたので、今月は彼に推薦した英文法の参考書をメインに勉強を進めています。

 

 

T君は、まだ完全にはインプット重視の学習スタイルから抜けきれていないようですが、「アウトプットすること」や「間違えた問題を、できるようになるまで復習すること」の効果を少しでも実感してもらえるように、先週末からホワイトボードを使ったオリジナルチェックを行い始めました。

 

この10分程度のオリジナルチェックでは、必ず1問、長すぎないレベルの英語長文をホワイトボード上で適宜ヒントを与えつつ和訳させるのと(今日で6問目)、これまでの和訳時に和訳できなかった重要単語を次回以降できるようになるまで毎回復習問題として出すのと、自習時に彼から数学の質問を受けたときはそれが定着するまで毎回解答させています。

 

おそらくまだ「危機感」をもって本気で覚える気にはなっていないように見受けられるので、そんな「できるだけ必要な行動をとらずに結果を出したい」といった消極的なモチベーションや、実際に結果が出せないことに対する苛立ち等が「効率的な吸収」を妨げているのではないかと思いました。

 

以前に投稿した「効率の良い暗記の方法」や諸勉強法やオススメの諸教材等のアドバイスに対しても「こんなん意味(効果)あるんですか?」といった姿勢をとっていましたが、効果があるかどうかはオールラウンドのウェブサイトのトップページにも載せている通り、「過小評価せず、丁寧に身につけていくこと」が本人にできるかどうか、にかかっています。

 

法律それ自体が問題を解決してくれるわけではないし、ハイクオリティなギターやピアノそれ自体が演奏をしてくれるわけでもない。

 

ギターでもピアノでも、本番でハイレベルな演奏ができるようになるためには、本人が確実にアウトプットを成功させるつもりで普段からアウトプットの練習をする必要があります。

 

毎回同じところで失敗しても「あーまた失敗しちゃった」程度にしか気にとめない、失敗したところを集中的に練習したりもしない、そのやり方で実力がうまく上がっていってなくてもやり方を修正しない、正しい練習方法やオススメの教材を聞いても「こんなん意味(効果)あるんですか?」と返す、といった姿勢では、勉強でも楽器でもスポーツでも、どこまで自身が成長できるかは推して知るべしです。

 

 

とはいえ本人の「危機感」を待つだけでは何も工夫がないので、いろいろと考えてみて上記のホワイトボード案を始めました。

 

最初から成績が良い人や成績を気にしない人を除けば、やはり勉強には「難しい・楽しくない・無理やりやらされるもの」といったマイナスのイメージがまだまだあるようで、彼も現時点では「できるだけやりたくない」という姿勢をとっています。

 

成果が出てきて楽しくなれば努力も努力と思わず楽しんで勉強するようになると思うのですが、そうではない今の段階では、間違いが積み重なったり「分からない」状態が長く続いたりといった「勉強嫌いになる要因」をできるだけ早い段階で潰し続けることが重要だと思います。

 

なので、彼の動きが止まったらすぐにヒントなりを与え、まずは「最後まで解けた!」という体験を増やしていこうと考えています。

 

そうして少しずつ「途中で諦めること」がなくなっていけば、もっと効果の高いやり方にチャレンジできるようになると思うので、しばらくこのホワイトボード指導を丁寧に取り組んでみます。

 

 

-------

 

 

今年1月に入塾した高2生のK君は、入塾時には1教科だけギリギリ平均を超えて後はすべて平均以下という状況でしたが、この夏休み後のテストでほとんどの科目で平均を上回りました。

 

勉強が楽しくなってきたようで、「テスト3週間前ですが今から頑張って、中間テストもできれば全教科平均を上回りたいです」と、今日も早めに塾へ来て積極的に学習していました。

 

塾生自らの内発的モチベーションによって勉強に対するイメージを良いものへと変えていけるそんな塾にしていきたいと思っているので、少しずつですが内発的モチベーションの高くなった塾生が出てきて嬉しく思っています。

 

 

今日3回目の「満点取るまで帰れない英語テスト」を行ったH君は、これまで2回とも授業時間内にクリアしてきましたが、今回は高校で数学の課題が多く出されたこともあり今までで一番準備不足だったようで、今日はお互いに「授業時間内には終わらないだろう」と覚悟していました。

 

しかし、ものすごい集中力でセンターレベルの文法問題60問を覚え、授業終盤での1回目のテストにしてミスをわずか2問におさえ、すぐさま再テストで満点を取って時間内にクリアしました。

 

あらためて彼の集中力と吸収力には脱帽ですが、今回の目的は学んだことを「定着させること」なので、1周目だけで終わらせず次の模試までに数周させて、「大学受験レベルでも、頑張れば大きな成果が出せるんだ!」という喜びを近いうちに体験させたいと思います。