皇學館大学AO入試、合格!!

 

オールラウンド渡辺です。

 

今日は、2018年度初の入試合格者発表でしたが、高3のAさん、皇學館大学(教育学部)のAO入試で見事合格を勝ち取りました!!!

 

AO入試とは、「アドミッションズ・オフィス入試」のことで、学校側が入学時に求めている学生像(アドミッション・ポリシー)を基準に合否を決めるという入試方式のことです。

 

よって、AO入試は「学校が求める学生像にふさわしいかどうか」が合否の決め手となります。

 

8月下旬にAO入試を受けた高3のAさんは、8月に入ってからオールラウンドで一緒にエントリーシートの作成や面接の練習を行ってきました。

 

エントリーシートには、「志望動機」や「自己PR」、「大学で何を学びたいか」といった基本的な質問が書かれており、面接でもメインはその辺りのことを聞かれるということで、まずは先月8日にAさんのエントリーシートの下書きと面接の模擬練習をしてみました。

 

昨年に面接の練習をした受験生と同じくAさんも最初は「クラブを頑張って〇〇を身につけた」や「貴学でのボランティア活動やグループ活動に積極的に取り組みたい」といった、「うちの大学じゃなくてもいいんじゃないの?」ともしツッコまれたら返答に困ってしまうような抽象的でフワッとした答えの出来具合だったので、昨年にも当ブログに書いてきたようなアドバイスをし、「それだったらウチの大学が一番入りたい大学になるよね」と面接官に思わせるような返答ができるように本番前日まで修正を繰り返しました。

 

評定平均という、これまでの学校の成績も合否に影響するため、進学校で常に平均的な成績しか取れていなかったAさんには不利な状況での戦いだったのですが、本番前日の面接練習が終わった際に、昨年同じ指導をして本番の面接で100点満点を取った塾生の話をして自信をもたせたり、また緊張した際に行う深呼吸と合掌の手順についても説明をし、できることを全てやって彼女を送り出しました。

 

いざ当日の試験が終わり感想を聞くと、面接官から「全然試験っぽい雰囲気じゃないね」と言われるほどリラックスして、言いたいことをシッカリと言えたとのことでした。

 

ということで本番の出来こそ非常に良かったのですが、昨年も面接は高得点だったのに評定平均など別の面のせいで不合格だったという事例があり本日の合格発表まで気を抜けない状況だったので、本日彼女から「合格でした」と連絡が来て本当にうれしかったです!

本当におめでとう!!

 

他学部と比べて偏差値が5~10高くなるため難関と言われる皇學館大学の教育学部で、2018年度、オールラウンド初の大学合格者が誕生しました!!

 

 

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他の塾生の動きですが、浪人生の数学は前回で「数列」が終わり、今日から「ベクトル」に入りました。

 

「ベクトル」が終わればセンター対策は一通り終わり、あとは記述の「図形と方程式」等を解説するのみになります。

 

T君は、前回の記事の通り、記述現代文や記述英語など「論理的思考」にあてる時間を増やして演習をこなしています。

 

先週末の全国記述模試では、記述対策に取り組み始めたばかりでまだ形式に慣れていなかったということで点数こそあまり良くなかったものの、英語も国語も解答・解説が思った以上に簡単に見えたようで、僕から補足説明サポートは不要でした。

今月から記述模試も数回受けていくということで、実践慣れとともに成績を上げていけるよう引き続きサポートしていきます。

 

H君は、英語の評論文こそ点数が上がってきたものの小説がなかなか上がらない状態にいます。

 

前回の模試の小説について聞いてみると、T君が掴めていた内容をH君はよく掴めていなかったようなので、長文をまだ雰囲気だけで解いているところがあるようです。

 

正確に読み解くことを避けていると成績が頭打ちになるので、明日さっそくSVOC等のような「長文の正確な分解」を再指導する予定です。

 

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高3生のI君は、入塾時点では「現代文と数学は割と得意だが、英語は苦手で高1、2のときはとにかくサボっていた」ということで単語も文法も一からという状況で、5月の時点ではセンター英語が5割程度だったのですが、夏休みも含めひたすら単語や文法といった基礎知識の暗記を頑張り続けてきました。

 

センター英語の過去問を第一問から第六問まで通しで解き始めたのは8月末からですが、これまで単語も文法も「完璧に覚えきる」といった気迫で身につけてきた甲斐あって、7~8割正答できるようになっています。

 

半月前ほどから始めた英作文もほぼ毎日継続してどんどん自然な英文が書けるようになってきているので、この調子で英語も得意分野にできるようサポートしていく予定です。

 

T君も、ほとんど毎日塾に来ていて現役受験生の中ではI君とともにダントツで勉強を頑張っていますが、教科書や単語帳を眺めるだけといった「インプット」にやや時間をかけすぎている状況です。

 

他の受験生にも伝えている通り、理解できていない問題ほどより多く復習できるような「アウトプット」方式の時間を増やすようにアドバイスをしているものの、少し疲れるとまた「インプットonly」モードに戻ってしまいます。

 

インプット作業が「手段」で、アウトプット作業が「目的」という関係が意識できていれば「インプット」作業だけで勉強を終えることがおかしいことに気づくハズですが、小中高の教育の仕方が昔から変わっていないのか、負荷だけ大きくて効果の薄い勉強習慣がなかなか取れないまま苦しんでいる生徒が今でも一定数(決して少数ではない)います。

 

 

このように、結果にかかわらずあくまで一定の時間を「インプット」作業にあてること自体が「目的」となってしまうと、実際に試験でチェックされる「アウトプット」の方の練習が全然できていないため、「アウトプットできるようになりたいのに、全くアウトプットができるようにならない!」という当たり前の苦悩に陥ることになります。

 

にもかかわらず「インプット作業」だけを続けてしまうメインの理由は、恐らく「楽したいから」ではないかと思われます。

 

楽して「結果が出る」やり方であれば大いに続けてほしいですが、結果が伴わないなら楽をしても意味がないのではないかと思うので、何とかこの間違ったマインドを修正したいと思っています。

 

僕自身はテストや受験に向けての勉強の目的とは「できるようになること・成績が上がること・覚えたことがキチンと時間内に書き出せるようになること」だと考えているので、限られた時間の中でその目的を達成するために「効果の高いこと」は取り入れ「無駄の多いこと」は減らしています。

 

僕の方法よりもベターなやり方はまだまだいくらでもあるかと思いますが、たとえば英単語なら、「英単語が出てきたときに、できるだけ早く日本語の意味が思い浮かぶようにすること」が目的だと捉えるので、僕の場合は

 

・書くのをやめて見るだけにして時間&行動数を減らす。

 

・暗記チェックをする際に1秒で日本語の意味が思い出せなかったものにマークをつけ、次の復習はマークのついた単語だけを復習する、というサイクルを繰り返す。

(なかなか覚えられない単語ほど復習回数が多くなるようにし、既に覚えている問題に費やす時間を減らす)

 

などといった作業を行います。

 

しかし、塾生にそのやり方を伝えたり机の横の壁にそのやり方を貼りつけていつでも思い出せるようにしたりしていても、成績が思うように伸びない生徒は単語帳を眺めるだけだったり、覚えた単語も覚えていない単語も同じ時間をかけて眺め続けたりで、同じ問題を間違えてもさして危機感や緊張感を感じていないように見受けられます。

 

T君に関しても「そもそも勉強の方法が分からない」と月曜に言っていたので上記のことを説明し、さらに単語や数学に関して「勉強する参考書」、「勉強の方法」、「その方法で何がどこまでできるようになるか(その方法を行った先輩の点数結果)」を書いた紙を作成していつでも参照できるように彼の席の壁に貼り、毎日何かしら「こうした方が効果が出るよ」とアドバイスをかけていますが、今の時点ではまだこの「効果が出ていない旧習慣」が取れていないので、何とか彼がこの旧習慣を修正できるよう引き続き工夫したいと思います。

 

楽の仕方を間違えると「思うように成績が上がらない」→「時間がないと焦り、余計に『インプット作業』だけで済ませようとする」→「思うように成績が上がらない」という悪循環に陥るので、秋になると受験生は総じて焦りが出始めますが何とか落ち着いて勉強方法を修正していけるようにサポートしていきます。

 

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高2生は今日は通常授業の日でした。

 

だいたいの生徒は文化祭前であまり学校の授業も進んでいないようですが、文化祭が終わればまたすぐに中間テストが迫ってくるので、来週あたりから順々にテスト対策に入っていく予定です。

 

今日の嬉しかったニュースは、津高生で数学が苦手だったY君が、8月確認テストで初の平均超えをしたことです。

 

本人も「1枚目は良かったけど2枚目がヒドかったです」なんて言いながらも嬉しそうにしていて、とても嬉しかったです!

 

なかなか進学校で苦手な科目を克服するのは難しいことだと思いますが、こうやって少しずつでも苦手意識を払拭して、少しずつでも楽しいと思えるようになるとこちらも大変嬉しいので、引き続き工夫していきたいと思います。

 

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高1生は、Hさんが全国学力テストの国語で全国偏差値75.2という快挙を成し遂げました!

(国英で全国偏差値69.0、国英数総合で全国偏差値64.0)

 

入塾当時は英語の偏差値42、数学の偏差値37という状態からのスタートでしたが、もともと国語力は高く、授業中の理解も非常によくできているので、基礎から丁寧に指導することで順調にメキメキと成績を上げています。

 

その学力テストの評価では「一橋大学合格レベル」ということで、引き続き順調にサポートしたいと思います。

 

高1ではダントツに自習に来て頑張っているRさんも、1学期の初めこそ高校のレベルの高さや課題の量の多さに圧倒されていましたが、徐々に高校の学習スタイルに慣れてきたようで、以前は「全く理解のレベルを超えている、、」といった様子で手も足も出なかった数学の問題がいつの間にかスラスラ書けるようになっているといったシーンを何度か目にするようになってきました。

 

最初は「学校の選択を間違えたかな」という表情をしていましたが、少しずつ元気になって力もつき始めてきたように思いますので、長い目で見るとむしろ良い選択をしたと思えるようになるかも知れません。

 

そう思えるときが早く来るように引き続きサポートしていきます。