講師は代わりに受験を受けられない。

オールラウンド渡辺です。

 

今日も通常授業はない日なのですが、14時半から新高3生K君の振替授業で数学を行いました。

何時まで頑張りたいか聞くと、「今日はトコトンいけるところまで頑張りたい」ということでしたので、同じタイミングで来ていた別の新高3生T君とともに20時まで「図形と軽量」のサポートを進められるだけ進めました。

 

今年度の受験生は3月末から授業は数学のみに絞り、宿題に英単語を出しています。

数学は1週間で1単元というペースで(IAとIIBそれぞれに8単元ずつあります)、「記述問題(2次試験レベル)の解説→本人で実践」→「センター形式の問題を本人で実践」という流れで進めており、英単語は週200語というペースで、40問ごとに分けた各ペーパーテストで90%以上の点数獲得を目標に進めています。

 

予定ではこのペースで夏休み前に数学の全範囲の演習が1周終わるのと、英単語も5月中には1500までは1周できるので夏休み前には英単語も何周か終えて(2周目以降は書き取りテストではなく読み取りテストに移行)ランダムに確認しても9割以上正解できることを目標にしています。

現時点では英単語は生徒によって進み具合に差がありますが数学は順調に進んでおり、生徒によっては「数と式」、「集合と論理」、「2次関数」を終え「図形と軽量(三角比)」に入っております。

 

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今日の「図形と軽量」の授業ですが、「cosθは単位円上の点Pのx座標となり、sinθはy座標になる」という考えは何回か解説しているので彼らに質問しても正解できるようになっており、さらにsin45°、sin0°、 sin60°などの各数値も分かっていて生徒自身で正答できる力が既についているのにもかかわらず「sinθ≧1/2となるθの範囲がなぜ30°≦θ≦150°になるのか」がどうしても正解できない生徒に、受験に対する取り組み方が甘いと厳しく注意してしまいました。。

 

もちろんこちらももっと分かりやすい説明や興味をかきたてる教え方ができるような工夫ができないか常に考えておりますが、たとえどんなに解説が上手で食い入るように集中してそれを聞けたとしても、一回聞いたきりでその後自分自身で全く反復練習をしなかったとしたら、どんなことも習得することはできないと思います。

テニスでもサッカーでもギターでもダンスでも、たとえ「こんな風にできるようになりたい!!」と強烈に思えるほど魅力的な超絶技術を習得できるレッスン映像があったとしても、それを一回見たきり(もしくは見ているだけでいっさい自分では練習せず)ではその技術を体得することができないのと同じだと思います。

 

もし四六時中ずっと講師がそばにいて生徒が覚えるまで同じことを何度も教え続けることが可能な状況であれば、生徒自身で反復練習をいっさいしなかったとしても彼らがその学んでいることを忘れる前に復習ができるため習得できる可能性はあるかも知れません。

しかし、実際に講師が直接解説できる時間は限られており、かつ生徒も学ぶべきことが他にもたくさんあるため、一つのことを何回も授業で繰り返し解説するというやり方はとてもベストな方法とは言えないでしょう。

となると、一度理解できたことを忘れないようにするためには、やはり「覚えたての脆い記憶」が「強固な記憶」に変わるまで、自身で繰り返し練習する必要がどうしても出てくるハズです。

 

講師が受験を代わりに受けてあげることはできません。

せっかく前回覚えたことを復習せず忘れてしまったときに「また聞けばいいや」という癖がついて結局一番困るのは、生徒自身。

 

 

上記のような内容をできるかぎり感情的にならないよう論理的に解説すべく努めましたが、やはり多少感情的になってしまったのと、論理的な説明によって却って言い訳を許さないような、追い詰めるような印象を与えてしまい、すこし強く言いすぎたなと反省です。。

 

 

その後、彼とは進路のことなどについて話しましたが、とりあえず学部学科でいうと商学か経営学に興味があるということでしたので、今の時期なら一橋、神戸、大阪市立あたりを目標にして(難易度に開きがありますが)どこまでたどり着けるか頑張ってみるようアドバイスをいたしました。

基礎力を早い段階で仕上げるほどその後に大きな伸びが期待できるので、生徒講師ともに現時点では焦らずにキチンと目の前のことを着実にこなしていきたいと思います。

 

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今日の「記憶の定着」というテーマで、サポート内容をさらに改善できるかも知れないと思いました。

良い案ができれば遠からず実践していきたいと思うので、少し念入りに練ってみたいと思います。