Simple is best

オールラウンド渡辺です。

今日も引き続き、各学年がそれぞれのテスト対策に懸命に取り組んでおりました。

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高1生の自習の質問・解説内容は、数学(図形と方程式)より

「異なる2円の2交点を通る線の方程式が直線となる条件がなぜk=-1となるのか」
「2直線が平行・垂直となる条件の視覚的理解」
「内分点・外分点」

高2生の授業(数学)では、

「領域D内の点Pが、別の円内の領域にも必ず存在するための、円の半径の値の範囲」
「数列anと数列bnに共通する値を『数列cn』としたときのcnの値と、100以下の値となるanまたはbnの値の総和の求め方(cnを利用するという、誘導問題)」

などを解説いたしました。

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数学が苦手な生徒に共通する行為の一つですが、「定数や変数を扱うときに、『具体的な数字を試しに当てはめてみる』といったような小さな実験を全くせず、抽象的な問題のままで解答を進めようとし、行き詰まる」という状況をよく目にします。
数学にかぎらず現代文でも英語でも小論文でも感性でも同じことが言えるのですが、「具体例・比喩・シンプルな実験」などといった、簡単であれ何かしら具体的な作業をしてみることにより複雑だった抽象的な問題を解く糸口が見つかるといったことは、大学受験レベルだとかなり頻繁にあることです。

ということで、こういう習慣がもっと塾生に身につくような仕組みを普段の授業にも工夫して取り入れていきたいと思います。

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受験生は、引き続き小論文を4題扱いました。
前回の投稿で解説した「大きな型」や「社会的な効用を根拠にする」は定着してきましたが、さらなるステップアップのために尾崎先生(階上の尾崎塾塾長)からもアドバイスをいただきまして(いつもありがとうございます!)、いろいろと細かい修正をかけつつさらなる精度上げを行っております。

今回の答案では、一文一文の順序があまり整理されておらず「とりあえず思いつくままの順番で全文を書いてみて、その各文の順番はもう修正しないことにし、その順番において一番マシだと思われる接続語を後から強引に付け足していった」と思われるようなものが目立ちました。
部分部分のチェックのみに終始し全体の流れまではチェックが及んでいないようなときに起こる現象かと思いますが、主張したいこと自体は一貫しているものの話が不自然に飛んだり戻ったりしてしまっているので、ここからはさらに「読みやすさ」についても改善をしていきたいと思います
今日のサポートの最後には「必要以上に接続語を使わなくて済むよう、一文一文の順番については『一般的な中学生が前から読んでも詰まらずにスッと理解してくれるくらいまで分かりやすい順番』を意識するように」といったことを彼にアドバイスいたしました。

助詞や漢字のミスもまだチラホラとありますが、受験ではここで泣きを見ることが多々ありこういったケアレスミスもけして侮ってはならないものなので、その点についても十分に注意喚起をしつつ、明日のサポートでも引き続き精度を高めていきたいと思います!