分からないことは恥じゃない

オールラウンド渡辺です。

今日も日曜で通常授業のない日ですが、昨日に引き続き、受験生のみならず高1・2年もが自習に来てテスト対策に励んでおりました。

2月末辺りから、高1生たちがこれまでと比べてより頻繁に質問してくるようになってきたように感じています。一つ下の学年からいよいよアクティブラーニング世代になることもあり、できる限りトップダウンonlyの授業ではなくノビノビと質問しやすい環境づくりを意識した授業を行ってきたつもりでおりますが、

・勉強ができると楽しい!
・高校レベルの問題も、丁寧に取り組めばそんなに難しいものじゃない!
・分からないこと(質問をすること)は、別に恥ずかしい(後ろめたい)ことじゃない!
・積極的に質問した分だけ、成績を上げていけそう!

といったようなことを少しずつでも感じるようになってきたなら非常に嬉しいです。
引き続き、もっと楽しく積極的にそして効果的に勉強ができるような工夫をしていきたいと思います。

今日の高1生からの質問と解説は数学でしたが、

「恒等式・不等式の証明問題(『少なくとも1つは』という言葉が表している具体的な範囲)」
「高次方程式の次数を下げるテクニック使用の意図(複雑な計算の省略)」
「判別式(数式)と交点(図)がどう対応しているかの視覚的理解」

などについて解説をいたしました。

生徒たちもだいぶリラックスしながら解説を聞くようになっている分だけ、理解度も高く(納得できなかったところが理解できるまでの時間・回数が少なく)なってきているように思います。

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高3生は、残り最後の記述現代文(評論)3題を何とか終えました。

最後の問題はこれまでの問題よりもさらにレベルの高い問題で、分かりやすい言い換え部分がほとんど載っていないような文章だったため(文章のほとんどが難解な表現のままでした)彼もさすがに自身で分かりやすく読みかえるところまでには行き着きませんでしたが、それでも設問をパッと見ただけで「取り組むべき手順」はすぐに分かったとのことでした。

「最初の問題は、〇〇と□□の対比説明ということがすぐに分かったのでそれぞれの該当箇所もすぐ突き止められましたが、分かりにくい表現の意味を言いかえている部分が文章中になかったのでうまく読みかえることもできず、内容を的確に捉えることができませんでした」ということでしたが、「内容の言いかえ部分が文中に存在しない場合、複数の具体例から共通して予想できることを見つける」というテクニックは「言いかえ部分がある場合にそのまま抜き出す」テクニックに比べるとより難易度が高いので、その一歩手前までのテクニックが身についただけでも十分に彼の実力は底上げされていると思います。

本番の試験は選択問題のみですが、これまでは、

「1.設問の答えを的確に捉える」
「2.選択肢の諸ワナに引っかからないようにする」

の2つともにあまり自信をもっていなかったのが、今後は自信をもって答えを捉えられるのでそれを各選択肢と照らし合わせることだけに集中すればよくなる分、正答率がグッと上がると思います。

本番まであと数日ですが、別の参考書もこなしつつ、とにかく取り入れられるものは全て取り入れるつもりで残りの日を最後まで全力で駆け抜けられるよう、引き続きサポートをしていきたいと思います!