津高3年、数学テスト学年10位!

今日のオールラウンドは、受験生の現代文、古文、数学、英語と、高2の漢文でした。

受験生は自習によく来る組はほぼ全員1500前後の英単語のチェックテストが終わり、センターレベルの英単語であればだいたい訳せるようになってきました。

昨日、受験生の中では一番の進学校に通う生徒から、嬉しい報告がありました。
彼は1~2年生の時は部活に打ち込んでいたため学校内での成績はずっと底辺にいたのですが、今月からその学校で行われている校内センター模試の数学IAで昨日、彼にとって入学以来ダントツの記録更新となる学年10位(360人中)を取ってきました!
その高校で今年は10人以上東大か京大を受ける人がいるそうで、クラスの担任いわく全国偏差値としても75くらいあるとのことで、本人も「ようやく努力が報われ始めて勉強が楽しくなってきた」と言っていました。

今月頭から彼の要望で週に2回、数IAのオリジナル記述問題(国公立2次試験レベル。1時間分の分量)を作成し添削指導し始めたので、もしそれが少しでも彼の役に立ったのなら大変嬉しいです。

高2生は、これまでは学校で必要な分以上は意欲を出せないような感じだったのが、最近は英単語の問題の出し合いを友達としていたり、これまでやったことのなかった学校の課題をするために塾の授業後も残って勉強していたりと、自ら進んで勉強し始めてきました。
半年前の開校時は受験生ですらほとんど全員英単語に手をつけてなかったと思うので、もし今の高2生がもし高3になるまでの間に英単語1000を覚えてくれたら来年度はさらに面白い展開になりそうだなと思い、プレッシャーにならないように気をつけながらとりあえずその計画で進めていけたらと思っています。

高1生は、受験もなければ学校のテストも終わっているタイミングなので勉強へのモチベーションは下がっておりますが、詰め込みじゃないことをするチャンスでもあるので、何かしらこの時期を活かしたアクティブな授業をつくれないかなと考えております。

僕の浪人時代はとくに成績が上がってからは非常に楽しい毎日だったので当時のように毎日英数国の受験問題を解いたり解説している時間は非常に楽しいのですが、単語テストづくりや丸つけやその他の単調な事務処理が少しずつ増えておりこれが解説や授業準備の時間を圧迫するので、いま一番どうにか工夫したいポイントの一つです。

単語の順番をランダムにするとかはエクセルの機能で一瞬でできるし単語や熟語もとりあえずはエクセル内に打ち込み終わっていて、ランダムテストの範囲も「1~600番目まで」や「1401~1600番目まで」といったパターンがどんどんファイルとして蓄積されていくので今後新たにつくる作業自体はどんどん減っていくとは思うのですが、ひたすら蓄積していくしかない初年度はこれがどうにもtime consumingです。。

しかしこの小さな積み重ねが絶対に塾生の成果に繋がるハズで、「大した知的作業じゃないのに時間がかかるから」という理由だけでは決して止めてはいけない、決して軽んじてはいけないもののような気がするので、引き続きこちらの手間だけを減らせる方法(生徒へ提供するもののレベルは落とさずに)を考えていきたいと思います。


「軽んじてはいけない」で思い出しましたが、「授業スタイルじゃなく自習スタイルでいいから、質問したときにだけ答えてほしい」といって勉強をする塾生がおりまして、そういうタイプの生徒の授業をするときに、いくら質問されない時間が長くても彼らに無関係な作業を極力せずにただひたすら彼らに意識を向け続ける、といったことを行っています。

以前とある本で「勉強する子の隣に座るとき、親など勉強を見る側の人はスマホなど別のことをしているより、とくに指導や解説をしなくてもいいからその勉強している子に顔や意識を向け続けていた方が、子どもの勉強意欲や成績が上がる」といったことが書いてあるのを読み、「ほとんど指導しなかった場合でもそんなに意欲に差が出るのか?」と最初はかなり疑っていたのですが、とりあえず効果をみるべく他にやりたいことがいろいろとあってもそれをグッとこらえ、ほとんど質問されることがなくてもとにかく他のことをせず彼らに意識を向けるという行動を、秋頃からしばらく彼らに対して行っています。

主観的には少なからず効果があるようで、近くでホントにただ意識を彼らに向けているだけなのですがそれだけでも勉強に対する彼らの注意が散漫になる機会はだいぶ減っているように感じます。

成績や顧客満足度といった「成果」が必ずしも供給側の提供難易度に比例しているワケではないんだなといろいろ試す中で気づかされ、まだまだ学ばされることが多いです。

引き続きいろいろとできることを試していきたいと思います。