オールラウンド渡辺です。
今日は受験生の数学、英語、古文と、高2の数学でした。
数学は、受験生は「データの分析」(中途半端なデータ数における第1、第3四分位数を正確に求める手順)、高2生は高1時に履修した「整数の性質」のセンターレベルおさらい(倍数判定法、正の約数の個数&総和、最大公約数・最小公倍数、ユークリッドの互除法、n進法の全計算方法)
英語は、not becauseの応用。
I don't ride my bike all over the
place because it's ecological or worthy.
みたいな文のときに、一見すると否定文なので「自転車に乗ら『ない』のだな」と判断しがちですが、今回の全体のテーマが「車と環境汚染」であることや、直後の文に
I mainly do it for the sense of
freedom and excitement
と続くことから、この文が否定している部分はあくまでbecause以降の「理由部分」であり、自転車には「むしろ乗っている」と判断することができる、ということを解説しました。
※訳例「私があらゆる場所へ自転車で行くのは、自転車が環境にやさしいからとか価値があるからという理由からではない」
古文は、立命館大学の過去問から蜻蛉日記を取りあげ、
「ましかば~まし」
「主語の諸推測法」
「筆者のチョイスする単語のニュアンス(プラス/マイナス)による、ストーリー展開や各登場人物間の感情図推測」
などを解説しました。
まれにみる翻訳の難しい問題だったので解かせた生徒が一問も解けない可能性も十分にありましたが、さすがこの一か月で毎回授業に古文を取り入れていた生徒だけあって、ほとんど翻訳できなかったと言っていましたが少ないヒントを逃さず半分程度正解してくれました。
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最近も受験生は英単語や古文単語等のチェックテストを着々と進めていますが、生徒によっては塾内の好敵手との競争も交えたりしながら楽しんで取り組み始めており、その競争している2人はチェックテストを始めた頃こそ「どうしたら9割が取れるのか」と相談していたのが今や96%、97%と記録をドンドン塗り替えていっていて、勝手に自分たちで「最初に満点をたたき出すこと」を本気で設定し始めているので、良い精神状態で受験に取り組んでくれていてとても嬉しいです。
まだまだ受験当日まで道半ばなのでここから誰がブレーキがかかったり勢いがついたりするかは全く予想ができませんが、少なくともブレーキさえかからなければ皆に大きな成長のチャンスがあると思うので、引き続きサポートしていきたいと思います。
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最近思ったことですが、
・リラックスして学習する
・勝ちにいく(結果を出す)
という上記2点は一見両立しないような感じですが、たとえば百人一首だったり剣玉だったり一輪車だったりギターだったり、何かしら好きなことを上達させたいときというのは、必ずしも「苦労している」感覚でやらないと上達できないわけではないなぁと。
場合によっては強すぎるプレッシャーがかえって成長を阻害する場合もあるし、「エネルギーがむしろ充電されていく」とまではいかなくても「楽しい!疲れたけどあともうちょっとだけ勉強続けたい!」みたいにより楽しく勉強できるパターンもあるでしょうから(上のライバル2人を見ていても)、そんな環境を目指すことは可能な気がするし工夫する価値があるように思いました。
「ここだと楽しんで成績を伸ばしていける!」ともし生徒が感じてくれたなら、彼ら自身その環境がありがたい(維持させたい)と思うでしょうから、より良い環境を目指すにあたって良い循環も生まれていくように感じます。
まだまだ理想の環境に向けた改善点はたくさんありますが、今回のテスト期間で自習に来た塾生の様子を見ているとあくまで以前に比べてですが生徒たちが能動的に勉強をenjoyしているように主観的にはそう感じたので、これからも「学びの場」として少しずつでもより良い環境をつくるべくいろいろとトライしていきたいと思います。