(解説:小論文)日本人が圧倒的に不足している能力

オールラウンド渡辺です。

 

今日は、教材販売会社の営業の方が訪問にいらっしゃいました。

「基礎ができていないまま難しい問題をさせたり少ない指導時間で量をさせすぎると勉強でつまずきやすい要因を学生に与えてしまうことになるので、最低限の量で、少なくとも基礎だけは負担なくキチンとやり遂げられるようなテキストをつくっている」というお話でしたが、テキストの内容もその理念と一致していて非常に好感がもてました。

 

今日の授業は、高校3年生の小論文と、高校1年生の数学(内心や垂心、傍心などの証明問題)でした。

 

小論文は、いよいよ2週間後に推薦入試を控えた受験生に、志望大学の形式の問題を練習していただきました。

夏休みの時点では、「たしかに」と譲歩の意見(自分の主張とは反対の意見)を入れるところに自分の主張に賛成となる意見を書いたりと、構成に一つ一つ混乱していた彼女が今ではだいぶ「問題提起(~だろうか)」→「意見提示(確かに…。しかし、~)」→「展開(なぜなら~/その背景には~)」→「以上により/したがって、~である/と考える」といった構成づくりにも慣れ、矛盾や論理の飛躍も少しずつ抑えられるようになってきました。

彼女の志望大学では課題文をまず要約した後に自分の意見を言う、というスタイルメインの小論問題が出題されるのですが、「意見が多数派かどうか」は別にして、とにかく『自分の思っていることを、論理的に(かつ、できれば簡潔に)相手に伝える力』が鍛えられれば、海外でのコミュニケーションでよく思い知らされる、日本人が圧倒的に不足していると思われる能力の一つが鍛えられることになるので、「人生において、一つ(ないし複数)の選択肢のハードルが低くなる」=「人生の充実度が高くなる」に繋がるのではないかと思います。

受験にとどまらず、人生をより充実させるために使える武器としてこの論理的・批判的思考力をさらに磨いていっていただけるよう、残りわずかの間ですができる限りのことをサポートできればと思います。