結果に対する意識の違い

今日のオールラウンドは、高校3年生の現代文、古文、英語と、高校2年生の英語でした。

現代文を受けた生徒はようやく評論の独特な読み方に自信がついてきたようで(「自分がどう思ったか」ではなく「筆者がどう思っているのか」を、問題文に書かれていることのみを根拠として論理的に仕分けしていく読み方)、今は時間を気にせず生徒自身が「読み込めた」と思うまで読み込んでもらう、というステージにいますが、テクニックさえ理解できればあとは時間を制限したり問題の数をこなすことによって解答スピードを上げる、というステージへと移れるので、頑張って今のステージをしっかりと乗り越えていってほしく思います。

古文は、センター試験の過去問を使用しました。
古文は年度によって読解難易度の差が激しいので本番の成績は運次第だと思われがちですが(古文に限らずですが)、読解が難しい問題文には本文の前提状況解説(現代文による)や脚注が丁寧だったり、設問が平易あるいは設問を解いていくごとに本文のストーリーがつかめてきたりするので、基礎さえしっかりできていれば実は難しく見える問題の方が勝手に意気消沈してくれるライバルが多くなる分有利になります。
今日の生徒は目指す大学のレベルも意識も高い方なので、つい最近も「結果に対する意識の違い」についての自説を彼にお伝えしたのですが(一部の例外を除き、良い結果を出す人とそうでない人の違いは、自身が練習時点で「これでよし」と納得する結果のレベルである、といった内容)、大学受験を初めて経験する現役生の不安はとても大きいことと思うので、これからも彼らのモチベーションを上げるため少しずつでも貢献していけたらと思います。

人によってベストな学習環境はバラバラなので完全無欠のアドバイスはないと思いますが、いろいろ経験や先人の知を活かして改善していきたいと思います。